私の出身地は北海道です。
５年前に東京へ引っ越してきて、もうすっかり都会に染まっているつもりですが、山と畑に囲まれて育ちました。
私の故郷は歴史が浅く、通っていた小学校が先日１００周年を迎えたばかりです。
なので歴史ある建物や歴史上の人物ゆかりのモノなどはたいへん珍しく、そういったことに目がありません。
例えば歴史的事件の現場など、教科書に載っていた遠い昔の話がぐっと間近に感じられるのがとても不思議に思えます。かつての戦場、文豪の通った菓子店…
そして私がいちばん心惹かれているのは、昔からある神社やパワースポットです。
「ここは何百年前から続く由緒正しき社で」とか言われるとテンションが上がります。
もともとそういうところが好きだったので、明治神宮や神田明神、東京大神宮など近場で有名なところにはほぼ行きました。
そのなかでも、上野公園の五條天神社と花園稲荷神社は、何度も足を運ぶほど居心地の良いところです。（ここは併設されています）
理由はそのときはよくわからなかったのですが、近所でありませんし願い事がないときでもなぜか行きたくなりました。

この間も近くまで来たので立ち寄って、買ったばかりの御朱印帳に印をいただきました。
そのとき神社の説明が書かれた用紙もいただきまして、そこに私がなぜ何度も行きたくなるのか、その理由が書かれていたのです。
なんと、地元の神社と祀られている神様が同じでした。
それは五條天神社の少彦名命（すくなひこなのみこと）という神様です。
国造りを行った小さな神様で、農耕の神・医薬の神ともいわれています。
なるほど、歴史の浅い北海道には相応しい神様ですね。
そして「だからそこにいるときは懐かしい感じがしたのか」と納得しました。

五條天神社以外にも、心に不安やイライラがあるとき神社にいくと、自然と心が静まって生き抜く力がもらえると私は感じます。
神社のパワーは３日～１週間ほど持続するそうなので、近くにあったら寄ってみることにしています。
小さな神社でも意外とパワーが強かったりするので、入ってみることが第一です！